保育園での検診

私は、反町にある神奈川幼稚園、神奈川新町にある白百合乳児保育園、そして私のクリニックの真裏にある神橋小学校の園医あるいは学校歯科医を勤めています。

 

9月の上旬に、上の三つの中でも最も長いおつきあいである白百合乳児保育園の検診がありました。

保育園での検診
保育園での検診

まだ歯がはえていない0歳児(歯以外の病気の有無をチェックします)から、もう既に永久歯のはえているお子さんまで、その子の個性も含めて非常にバリエーションに富んだ対象を診査するのは汗だくで、時に格闘技さながらです。

また、フローリングの床に正座して、子どもの頭を大腿部に乗せて診療するため、長時間やっていると足が痺れてきて(お寺での法事状態)、検診が終わるとすぐには立てないこともあります(笑)。

 

1~2歳児くらいだと、ひとりが泣き始めると連鎖反応的にみんな泣き始め、それをなんとかなだめたりしながら何とか検診を終えると、私のズボンには、児童の汗ジミができています。

検診終了後、5歳と6歳のお子さんには、虫歯予防についてのお話、特に食べものと虫歯について話すことが多いのですが、私が「みんなは、どうして虫歯がで きるか知っているかな~~」などと聞こうものなら、もうあちこちから爆発的なほどの発言が相次いで、中には明らかに“ウケ狙い”の発言もあって、私には収 集がつかなくなるほどです。

 

でも、やっぱり若いエネルギーってすごいなあと、もう既に人生折り返し地点を完全に過ぎた(戸籍の関係で200歳まで生きるなら、53歳はまさに青春時代かもしれませんが)私は思うのでした。