10月24日(日曜日)「歯科医療の本質を求める」(副題「インプラントの信頼回復には何をすべきか」)という講演会に行ってきました。
講師は、インプラント治療で名高い小宮山彌太郎先生という方で、これまでも何度もお話をうかがったことがあるのですが、もう本当に勉強になるというか、歯科医師としての姿勢、大切にしなければいけないことをたくさん教わってきました。
「インプラント」は歯科界のトレンドのひとつであり、そのテクニックを教える研修会は多くあります。私もそのいくつかで学んで
自分の治療にも導入したわけですが、小宮山先生ほどインプラント専門医で
ありながら、その危険性、良い面も悪い面も含めた真の姿を示してくださる講師を
ーーーこの夏に現役を引退されてしまった恩師 川俣浩先生、直接手ほどきしていただき、インプラントのプラス面マイナス面、色々と教わった川俣先生は別としてーー私は知りません。
今日の講演会では、特に歯科医師と患者さんの関係についての貴重なサジェスチョンをいただきました。
特に心に響いた言葉をご紹介します。
「患者さんと歯科医は同じ土俵でお互いに尊敬しあわないといけない」
「世の中には、あなた方よりも優れた人々が大部分を占めていることを
忘れてはならない」
耳が痛いし、胸も痛みます。
まずは歯科医として謙虚であること、もう一度心に刻まないといけないなと
感じました。
質疑応答では、卒業して数年の若い歯科医が率直な悩みや迷いを小宮山先生に
ぶつけ、それに対し誠実にお答えされている先生にも感銘を受けました。
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