「なんと、歯科医院に通っています」

“医者の不養生”という言葉があります。私の場合、“歯医者の不養生”でした。
治療が必要な虫歯を数年間放置していたことを皆様に白状いたします。

数年前「あ、ここ、もしかしたら虫歯だ」と思い、
自分でレントゲンを撮影してみたり、
当院の歯科衛生士に「ここ、ちょっと見てくれる?」と
チェックしてもらった結果、
明らかな虫歯を発見してしまいました。(歯周病はありませんよ、念のため)

患者さんから「先生は虫歯ないんでしょ?」と言われたことが幾度かあって、
「えっ、、ま、まあ大きいのは、、、、でも、小さいのは、、、」と
ごまかす自分がいました。

誰に治してもらおうか、、、、、考えているうちに数年経ち、
(応急処置は、自分でやったり歯科衛生士にやってもらっていました)
ついに痛みが出始めてしまったのです。
最初のうち、「今治水って本当に効くのかな?実験してみよう」と
薬局で今冶水を買って、自分で虫歯の箇所に塗ってみて、その効果を
確かめたりしていましたが、ある日、その虫歯が欠けてしまったのです!

いよいよ、どうしても歯科医にお世話になる必要がでてきました。

さて、誰に治してもらおう、、、、
もちろん私は歯科治療を受けること自体は怖くありません(笑)。
ただ、やはり信頼のおける、しかもその人間性もある程度知っている歯科医に
かかりたいというのが人情というもの。
同じ神奈川区の先生には当然「この先生なら」という存在が数名いらっしゃいます。でも、でも、でも、、、、できればワガママ、いや、私の小さな願いを
きいてくださる少し後輩くらいが望ましい、、、
などとあれこれ考えてしまうのでした。

そんな時、妻が「河野さんに診てもらえばいいんじゃない?」と、
大学の一つ後輩でしかも私と同じ軽音楽部に所属していた
河野嘉久(こうの よしひさ)君、いや失礼、河野嘉久先生の名前を
挙げてくれたのです。
「おおっ!彼だったら、すごく丁寧そうだし人柄がよいのも分かっている!」

彼が都筑区で開業されていたのは知っていましたし、
私も若い頃に半年間の研修コースでお世話になった(まさに私が歯科医師としての
基礎を学ばさせていただいた)舘野常司先生のところに勤務してたので、
きっと治療もしっかりしているだろうと思い、
ホームページを検索してみると、ありました、ありました。
“こうの歯科クリニック” !!

診療日や休診日をチェックしてみたら、なんと当院の休診日である
木曜も午前中だけ診療しているではありませんか!

早速、河野先生に電話したところ、
「僕でいいんですか?」という謙虚なお返事。
「恥ずかしながら何本か虫歯があるんだ。よろしくお願いします。」

ということで、市営地下鉄の北山田駅近くにある
“こうの歯科クリニック”に7月の第二週から通っています。

彼の治療理念や患者さんへの想いが伝わってくる素敵な診療室。
そして治療も予想通りすっごく丁寧。
かく言う私も“痛くない麻酔”(この方法を教えていただいたのは
舘野先生からでした)にはまあまあ自信がありますが、
さすが本家の元で研鑽を積んだ河野先生、麻酔も痛くありません。
河野先生にチェックしていただいたところ、私の気付かなかったところにも
小さな虫歯があり、次々に治していただいています。
前歯に詰めた、歯と同系色のプラスティックも私自身の歯と非常によく
調和しており、私は診療を終えるたびに
「これ、どこのメーカーの、何を使っているの?」などという質問を
してばかりいます。

そう言えば、学生時代から彼は色々なグッズに精通し、
こだわりを持っていました。診療室には、彼が自分で設計して業者に
作らせたオリジナルの診療器具があってとても面白かったし、
ある日の診療後には、短い時間でしたが久しぶりに
ギターの話などをし、楽しかったです。

そして、“歯科医院の患者さんになってみて分かること”を経験できているのも
収穫でした。
ああ、この道具を使うと、こんなに(河野先生のことだからソフトに使用して
いるのだろうけど)響くのかとか、麻酔の効きが弱い部分に歯を削る道具が
あたるとこんな感じに痛むのかとか、右下の歯を削る道具を冷却するための
水の“しぶき(飛沫)”が、右上の歯に当たると、こういうふうにしみるのかとか、
私は患者さんに「お鼻で息していてくださいね。」などと簡単に言っている
けれど、特にご高齢者の場合など、そう簡単にいかないだろうなあ、これじゃ
水を飲み込みそうになって、むせてしまうはずだ、、、などなど。
自分自身の患者体験、とても貴重だと感じています。

それにしても予想通りの丁寧な治療。
不安な歯が日に日に少なくなっていく喜び。
ありがとう河野先生!!
そして、明るく親切なスタッフのみなさん!